アドラー心理学は、オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーが創始した心理学です。アドラー心理学の目標は、いろいろな見方、考え方、生活習慣、理念、理想を持った人々（さしあたって目の前の人）と協力して平和な世界を作り、維持していきたいという価値である「共同体感覚」を育成することにあります。
それを可能にするための人の心や行動についての理論を「基本前提」と言います。そして、その「基本前提」を使って、具体的に関わっていく方法を「勇気づけ」と言います。
この講座では、臨床場面や日常生活での事例をもとに、アドラー心理学について理解していただこうと思います。

【講師】中島 弘徳

1989年岡山大学大学院教育学研究科修了。近畿大学附属看護専門学校非常勤講師、近畿大学医学部非常勤講師、アドラーギルド社カウンセラー等を経て2000年4月より岡山理科大学理学部講師。現在、岡山理科大学理学部・教職支援センター教授。
◆資格：公認心理師、臨床心理士、日本心身医学会医療心理士、日本アドラー心理学会認定心理療法士。
◆所属学会：日本心身医学会（代議員）、日本心療内科学会（評議員）、岡山心理学会（理事）、日本アドラー心理学会（リエゾン・オフィサー）、日本教育心理学会、日本心理臨床学会
◆その他：岡山県登録HIV派遣カウンセラー、海上保安庁第六管区臨床心理士ネットワーク臨床心理士
◆著書：現代教育の理論と実践（４章、８章担当）：大学教育出版。

講演終了後、講師・関西支部スタッフを交えての交流会(30分程度)がございます。ご参加は任意です。お時間のございます方はご参加ください。(交流会のみの参加はご遠慮ください。当日フォーラムへ参加された方への特典です。)