伊藤真愚氏（1935～1998）は、日本ホリスティック医学協会の設立当初に協会理事をされていた、東洋医学特に漢方の大家です。著書は多数ありますが、今回は私が感銘を受けた、「東洋医学　心と体の健康百科」から、その内容の一部をご紹介させていただければと思います。
一般の東洋医学のテキストと言えば難解なイメージがあるのですが、とてもわかりやすく実践的な内容でした。「はじめに」には次のように書かれています。

・・・この本は東洋医学の立場から見た幸福のための一つの提案です。・・・現代の生活に当てはまるよう、具体的に実践的に、幸福のための「心の技術」と「体の技術」を述べました。・・・・困ったとき、迷ったとき、心が沈んだとき、苦悩を解決したいと思ったとき、この本を開ければ、あなたの心が明るくなるに違いありません。この本の明るい波動が文字にのってあなたに伝わるからです。・・・

おそらくすべてを解説することは難しいと思われますので、理解しやすい部分を中心にお話をさせていただきたいと思います。（愛場庸雅）

解説：愛場庸雅
日本ホリスティック医学協会関西支部長 大阪市立十三市民病院耳鼻咽喉科部長