コラム記事・研究会レポート

心身によい「食」のとり方

2010/03/31
食養生

心身によい「食」のとり方

「感謝と喜びをもって」

「食」とは人を良くすることです。感謝と喜びをもって食べるということが、自然治癒力を高めるための大原則です。 また、最近は一人きりで食べる「孤食」をされる人が多いようです。家族や気の合う仲間などと一緒に食卓を囲むことで、心の治癒力も高まります。 食べ物を作ってくれた人、食べ物そのものに思いを馳せながら、「いただきます」「ごちそうさま」という気持ちを忘れたくありません。

「よく噛んで味わって」

よく噛むと、唾液が出て栄養素の吸収率がよくなり、胃腸への負担も少なくなります。十二指腸から消化の働きをよくするホルモンも分泌されます。 また、あごをよく動かすことで脳全体の血流もよくなるので、脳(心)の活性化にもつながります。よく噛んで、ゆっくりと時間をかけて食べましょう。

「不調の場合の断食」

日ごろからカロリー過多の人や、内臓に不調があるような場合には、断食もおすすめです。断食をすることによって過剰な栄養素を燃焼、排出したり、胃腸や肝臓などを休息させたりして、体本来の機能を取り戻すことができます。

「不調の場合の補助として」

心身の不調がある場合、食生活の補助として、健康食品やサプリメントを試してみるのもよいでしょう。最近の農産物は、環境や土壌の劣悪化によって、ビタミンやミネラル分が不足していることから、サプリメントで補助する必要性も指摘されています。