『心も体もととのう　漢方の暮らし365日』川手鮎子（著）

【図書紹介】

心も体もととのう　漢方の暮らし365日

川手鮎子（著）／自由国民社（2021年）／1,980円

本書は、漢方薬局を45年経営し、薬剤師、生活習慣病予防指導士の資格ももつ中医学の専門家が、免疫を上げて健康に暮らす知恵を季節に沿ってまとめた養生大全である。
免疫力は、季節によってそれぞれ影響されるという事実があるのをご存じだろうか。
季節にはそれぞれ、飲食や睡眠など良いとされる過ごし方があり、春に調子が悪くなる人は冬の過ごし方に問題があるといわれている。
例えば冬は腎に、春は肝に、夏は脾と心に、秋は肺の調子を崩しやすいという特徴があり、本書には、各季節の不調を楽にする過ごし方や、家庭でできる食生活、季節に必要な過ごし方、食べ物などが、オールカラーの美しいイラストとともに紹介されている。
1日1ページ読み進めることで、無理なく自然に生きていくための知識が身につく。
季節の変わり目に体調を崩しやすい人、免疫力を高めたい人、漢方や東洋医学に興味がある人におすすめしたい１冊。