日本ホリスティック医学協会
認定療法士・認定医制度

よりよい医療、良質な
ネットワークをめざして

認定療法士・認定医制度では、ホリスティック医学を正しく理解し、共通の知識を持った医師、医療従事者、各種療法家、福祉関係者が個々のスキルを活かしながら横断的につながり、人々の健康に貢献することを目的としています。

受験対象者

日本ホリスティック医学協会「専門会員」として1年以上在籍し、かつ以下の両方を満たす方。
1. 医療、セラピー、福祉に関する国家資格、もしくはそれに準ずる民間団体の認定資格を有する者。
2. 上記資格に基づく5年以上の実務・実践経験があり、その分野で継続的に活動している者。

2025年度 受験申込期間

4/10(木)~5/30(金)

「募集要項」「応募方法」

FAQ(よくある質問)を見る

学習カリキュラム

Part1 総論

〇 ホリスティック医学とは
〇 ホリスティックマップでホリスティック医学大系を理解する
〇 ホリスティックセラピストの倫理、医師法の理解、医療広告の制限
〇 チーム医療の理解、囲い込みのリスクを知る
〇 リスクマネージメント、施術の記録、情報共有、インフォームドコンセント
〇 クライアントとのコミュニケーション能力の向上

Part2 ホリスティック医学におけるヘルスケア

〇 超高齢社会でのホリスティック医学(介護、福祉の理解)
〇 生活習慣病とホリスティック医学
〇 がんとホリスティック医学
〇 ストレスマネジメントとホリスティック医学
〇 地域医療、社会的処方箋とホリスティック医学
〇 女性の健康とホリスティック医学

Part3 補完・代替医療

〇 漢方
〇 鍼灸
〇 ホメオパシー
〇 アーユルヴェーダ
〇 アロマセラピー
〇 ハーブ療法
〇 森林療法

〇 運動手技療法
〇 エネルギー療法
〇 心理療法、身体心理療法
〇 按摩マッサージ、指圧、柔道整復
〇 ヨーガ
〇 アントロポゾフィー医療

Part4 認定療法士に必要な知識

〇 基本的な疾患の理解と禁忌事項
〇 汎用薬の効果と、副作用
〇 サプリメントの理解
〇 自律神経、ホルモンバランス、栄養療法の理解
〇 世界のホリスティック医学

※本カリキュラムは、すべて動画学習となります

認定までのステップ

STEP1

カリキュラム 動画学習

(学習期間:6月〜8月)

受講料 ¥45,000

STEP2

レポート・申請書 提出
(協会指定様式)

受験料 ¥10,000
(面接料込み)

「書類選考」通過後

STEP3

オンラインで面接を受ける

(面接:11月〜12月に実施)

「面接」合格後

STEP4

認定登録

登録料 ¥10,000

認定証授与 (1月)

認定を受けた方は

ウェブサイトの認定者名簿に氏名を掲載します
協会が主催する「症例検討会」に参加することができます(Zoom開催)
認定ロゴマークを使用することができます

良質なネットワーク作りを目指して

これからの日本は、超高齢化や労働人口減少により、国民皆保険制度や介護保険制度が大きな転換点を迎えます。医療費の問題や介護サービスの崩壊危機などに備え、現在、厚生労働省もセルフメディケーションを推進しています。ここで求められるのは、ライフスタイル全般にわたるホリスティックな健康を支えていく人材や、地域医療の良質なネットワークです。

現在、様々な団体が施術者を養成し資格認定を行っていますが、中には不確かな知識と技能による施術でクライアントの健康に害を及ぼすケースがあるなど、補完代替医療は玉石混交の状態にあります。これがときに、補完代替医療全体が批判される一因にもなっています。

一方で、多種多様なセラピストから様々な療法が提供される中で、一般市民にはそれが自分の健康に有益かどうかを判断する基準がなく、自己責任でそれを受けるリスクを負っています。このような状況のもと、人々がより安全にホリスティックな医療を受けられる環境づくりを目指すことは当協会の責務であり、またホリスティック医学を正しく理解し、人々の健康のために活動する医療者・施術者に光をあてることも、重要な役割と考えています。

ホリスティック医療は1人で完結するものではなく、関係者が協力して初めて実現できるものです。そこで当協会では、地域における医療従事者、各種療法家、福祉関係者のネットワーク構築と会員がホリスティック医療を実践するための受け皿づくりを目的として、日本ホリスティック医学協会「認定療法士・認定医師」制度を2022年4月より開始しました。(総称:「認定療法士」制度)

資格認定にあたっては、一定の資格や経験を持つ様々な分野の療法家、医療従事者などが、ホリスティック医学の理念や実践に関する知識について学習カリキュラムを修めます。当協会ではこの制度により、共通の知識を持った認定療法士がそれぞれのスキルを活かしながら横断的につながり共に向上していくことで、地域で誰もが安心してホリスティックな医療(あるいはケア)が受けられる環境づくりを目指してまいります。

皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

認定療法士委員会 委員長 朴澤 孝治
NPO法人日本ホリスティック医学協会